キャッシュ・イズ・キング

売上げより利益、利益よりキャッシュ

というのが財務の基本であり、

経営の原点です。

 

つまり「キャッシュ・イズ・キング」です。

 

企業の存続のカギを握るのは

キャッシュであり、

投資を可能にするのも

キャッシュです。

 

経営者の方は、キャッシュは

しっかり見る必要があります。

 

キャッシュが尽きるから企業は潰れます。

 

極端に言えば、どんなに多額の赤字を

出していたとしても、キャッシュに

余裕があるなら絶対に潰れません。

 

だからこそ、バランスシートの資産サイドには

現預金がいくらあるのか、

すぐに現金化できない売掛金や在庫が

膨らみすぎていないか。

 

一方の負債サイドで1年以内に返済する

必要のある借入金の規模はどれくらいか、

などといった基本の数字を常に把握しておく

必要があります。

 

会社を成長に導くには、

土台となるお金まわりの戦略、

財務戦略が不可欠です。

 

財務戦略は、植物でいえば

根っこにあたります。

しっかりした根っこがあるから、

その上に成長戦略の花が咲く。

 

そして枝葉は変えても、

根っこは変えてはいけません。

より深く広く土の中に広がって

いかねばならないのです。

 

財務の足元をしっかり固め、

簡単には危機に陥らない土台があるからこそ

将来に向けた成長戦略が打て、

飛躍できると考えます。

 

『永守流 経営とお金の原則』永守重信 著 日本経済新聞出版より一部引用

 

 

 

空き家に火災保険は掛けるのか?

1月は2日間は確定申告無料相談の

お手伝いをさせて頂きました。

そこで地震保険料控除証明書を見る機会が

多かったため地震保険について、そして

空き家の場合の火災保険について書きたいと思います。

 

まず、地震により火災が発生した場合、

火災保険では補償されないことは

ご存じですか?

 

火災保険は単独で加入できるため

入っている人は多いと思いますが、

地震保険については入っていない方も

いるかもしれません。

地震保険は単独での加入はできず、

基本的に火災保険とのセット加入)

 

ちなみに、相続のお手伝いをすると

空き家の物件に遭遇し、火災保険に

入っていないケースがありました。

 

入った方がいいと思いますか?

 

 

私は入った方が良いと思います。

 

基本的に火災保険は、建物所有者が自分で

掛けるものであって、自分の空き家が火元で

隣の家が燃えたしても責任はありません。

 

ただ現実問題、自分の空き家が火元で

隣の家に迷惑をかけると感情論で

お見舞いするかと思います。

 

火災保険(賠償責任等補償特約を付加)に

入っておけば、自分の空き家が火元で隣の家が

燃えてしまった場合、

例えば隣の人の建物の価値が

2,000万円だとして、隣の所有者が入っている

火災保険が1,500万円だった場合、

差額の500万円が下ります。

 

また、隣の所有者が火災保険に

入っていなかった場合、

まるまる2,000万円の保険が下ります。

 

しかも建物が古い空き家であれば

火災保険料は決して高くないので、

万が一のときに備えて空き家についても

火災保険(賠償責任等補償特約を付加)に

入っておくと安心です。

何に意識を向けているのか

明けましておめでとうございます。

新しい年が皆様にとってますます充実した年に

なりますように心からお祈り申し上げます。

 

最初に古代エジプトの話について

話したいと思います。

 

ピラミッドを造るために大勢の労働者が

大きな石を運んでいた。

他国から来た旅人が、石を運んでいる労働者に、

「あなたはいま何をしているのか」と尋ねた。

 

1人の労働者は、

「見ればわかるだろう。石を運んでいるんだ」

とありのままに答えた。

 

もう1人に訊くと

「この先に建造物が見えるだろう。

あれを造るための石を運んでいるんだ」

疲労感をにじませた声で答えた。

 

3番目に尋ねた労働者は、

胸を張って誇らしげに答えた。

「自分はいまエジプトの文明を築く

事業に参加しているんだ」。

 

3人ともやっている仕事はまったく同じ

「石運び」なのだが、3人目の労働者は

エジプト文明を築くため」という

大義を持っていた。

 

私が仕事で意識していること、

中小企業の経営者の皆さまに対しては

中小企業が儲かるためには、

一人当たりの粗利益額が増えているかが重要です。

そのために財務面からのアプローチで

一人当たりの粗利益額がどのようにすれば

増えるかを考え経営の意思決定に少しでも

影響を与えられているかを意識しています。

 

資産家のオーナーの皆さまに対しては

一族の財産の承継方法、

承継後の財産の守り方、

そして先代の考え方などを

次の世代へ引継ぐための

橋渡し的な存在になれているかを

意識しています。

 

そして時代の変化とともに新たな情報を学び

知識をブラッシュアップし続けることを

意識して仕事に取り組んでいきたいと思います。

 

 

iDeCoと小規模企業共済の受取方法(出口戦略)

iDeCoと小規模企業共済の

受取方法(出口戦略)について

考えてみたいと思います。

 

iDeCoの場合は、60歳から

受け取ることができ、

小規模企業共済の場合は、65歳以上

180か月以上掛金を払い込んだ方は、

B共済事由で受け取ることができます。

 

受取方法についても

iDeCoと小規模企業共済を同じタイミングで

まとめて一時金として受け取る方法、

それぞれ受け取れるタイミングで

一時金として受け取る方法、

iDeCoについて先に60歳で半分を

一時金で受け取り、残り半分を

年金として受け取る方法など、

他にも工夫すればいろいろな受け取り方ができます。

 

一番勿体ない受取方法は、

iDeCoと小規模企業共済を同じタイミングで

まとめて一時金として受け取る方法

(65歳後にiDeCoと小規模企業共済を

同じタイミングで一時金として受け取る方法)です。

 

理由は、退職所得の計算上、退職所得控除額が

iDeCoと小規模企業共済の合計額に対して

計算されるためです。

したがって、他の受取方法と比べて

所得税・住民税が多く課税されるため

手取額が少なくなる可能性があります。

 

それぞれ一時金でもらいたい場合は、

iDeCoを先に60歳に受け取り

小規模企業共済を65歳で受け取れば

それぞれの退職所得の計算上、

加入していた時期が重複していたとしても、

それぞれの加入期間に応じた

退職所得控除の枠が利用できます。

 

したがって、iDeCoと小規模企業共済を

同じタイミングでまとめて一時金として

受け取る方法より所得税・住民税は

軽減されますので、手取額は増えます。

 

受取順序とタイミングを工夫することにより

負担する所得税・住民税は軽減できますので、

受取時には再度シミュレーションして

最適な方法を検討する必要があります。

 

お金の知識の有無が人生の豊かさを決める

「お金がお金を生み出す複利」の効果を

シミュレーションしたことはありますか?

 

複利というのは、一度受け取った利息に

対しても利息が付くこと。

 

金融庁のウェブサイトで試算ツールが

公開されています。

 

簡単にシミュレーションできますので

一度シミュレーションしてみてはいかがでしょうか?

https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

 

例として、老後の目標金額を5,000万円

とした場合を想定しました。

毎月の積立金額7万円を利回り3%

投資信託で運用すればで

30年3ヶ月後には、約5,000万円になります。

 

通常の積立であれば、2,877万円(7万円×12か月×30年3ヶ月)の積立です。

しかし、3%の運用で複利にしておけば、運用収益2,136.4万円が付きます。

 

 

 

例えば、米国を代表する株価指数

S&P500は、30年前と比べて12.4倍

になっていました。

年率平均9.3%です。

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銀行に預金として預けているのであれば、

貯蓄から資産形成へ、

必要な資産を自分で築いていくことが

必要だと感じます。

 

お金の知識の有無が人生の豊かさを決める。

 

お金は「幸せを手にするための手段」であり、

自分の選択肢を増やすためです。

 

 

 

 

 

 

収入の増やし方

収入を増やすためには、

自分自身の「希少価値」を高める必要がある。

 

「100人に一人の人材」になるのか

「100万人に一人の人材」になるかで、

収入は変わってきます。

 

「100万人に一人の人材」というのは、確率でいうと

「オリンピックのメダリスト級」であり、

そこに辿りつくのは、なかなか難しい。

 

「100万人に一人の人材」になるためには、

掛け合わせの考えを使う。

 

何事も1万時間費やせば、

その分野を極めることが出来き、

「100人に一人の人材」になれる。

 

そこで、3つ分野でそれぞれ1万時間費やせば、

「100人に一人×100に一人×100に一人

=100万人に一人の人材」になる。

 

この三つの分野を結んだ三角形の面積が

自分自身の「需要」になり、仕事の幅は

一気に広がるため、自分自身の「希少価値」を

高める努力を心掛けたいと思います。

 

『新・魔法のコンパス』西野亮廣著 角川文庫より一部引用

 

 

人生とは習慣の織物である

「人生とは習慣の織物である」(アミエル)という。

 

その人生が、習慣の結果であると同様に、

人間力も習慣の結果である。

 

習慣を変えるためにはどうすればよいか。

 

意識が変われば態度が変わる、

態度が変われば習慣が変わる、

習慣が変われば人格が変わる、

人格が変われば人生が変わるという。

 

まず意識を変えることがスタートラインだ。

意識を大幅に変えることを意識改革という。

 

正しい意識改革のためには、

正しい問題意識を持たなければならない。

正しい問題意識を持つためには、

広く深く学び続けることが必要だ。

 

何を学べばよいのか。

それは「人間」である。

人間とは何かを学ぶことが、

正しい意識、正しい態度、正しい習慣につながる。

 

正しい習慣は正しい人間力を育む。

『新将命の社長の教科書』新将命 著 致知出版社より一部引用

 

未来の自分を決めるのは、

自分自身であり、

明確な未来像を描き、

それにふさわしい行動を

今から始めることを心掛けたいと思います。

 

「今の行動が未来(将来)をつくる」ことを

意識して過ごしたいと思います。